Mac OS X には,Automator.app という自動処理プログラムを簡単に作成するためのアプリが用意されている.(バージョン 10.4 〜)
色々なアプリケーションが Automator から操作できる口を「アクション」という形で提供してくれているので,手でやると面倒な操作を非常に簡単に自動化できる.
これが出る前までの Mac で同様のことをやろうと思うと,Apple Script を記述するというちょっと敷居の高いものだったけれど,Automator では,処理をドロップアンドドロップで適当に連結していくだけでできる.
このブログエントリでは,初めての Automator プログラムとして,Microsoft Office のファイル(Word,Excel,PowerPoint)を自動で PDF にするフォルダアクションを作ってみた.
高度なことはアップルのページや本があるので,そちらを見るといいと思う.
まず,開くと,下のような感じ.
今回は,Office のファイルがドロップされたら自動で PDF が生成されるようなフォルダを作りたいので,「フォルダアクション」を選択する.フォルダアクションは,Finder 内のフォルダにファイルが追加されたときに起動するワークフローを作れる.
「ライブラリ」の「書類」から「Word ファイルの形式を変換」を選んで,右のペインにドロップする.ほぼこれだけ.
「フォーマット」を PDF にして,同様に「Word の終了」をドロップ.
最後に,このフォルダアクションを適用したいフォルダを右上の「フォルダを選択」のところで選んで完成.あとは保存すれば,このフォルダにファイルが追加されたときにこのワークフローが動く.
同様にして Excel と PowerPoint も用意すればよい.(選択するフォルダは同じでかまわない)
フォルダアクションを変更したいときには,Finder でフォルダを選択して,右クリックメニューの「フォルダアクション設定...」から変更ができる.
この画像から,「FolderAction」というフォルダに WordChange.workflow など 3 つのワークフローが関連づけられて実行されることが分かる.
Word などを実際に開くので,一瞬 Word が起動するのが見えてしまうのと,たまに自動で変換できない Office ファイルがあるのがちょっとイマイチ.
なんかもうちょっとやりようがあるかも.
まぁ,大抵のものはこれでいけそう.
Dropbox フォルダ(/Users/ユーザ名/Dropbox)や,SugarSync フォルダにこのフォルダアクションを関連づけておけば,常に PDF で見れるので結構いいかも.
Evernote は Mac 版でインポートフォルダを用意してくれていないので,ゴニョゴニョやる必要があるそうだ(試してないけど,参照)
Automator を使ってみようと思ったのは,世の中では必要のないものも Office のファイルでやりとりがされているという話を聞いてだった.ちなみに,同様の操作は Windows だと C# でやるらしい(これも試してないけど,参照).
調べればもっと色々なことが手軽にできそうな Automator だけど,Apple のページでは見つけられなくなっている.なんか広まっていないのが残念.
あと,もうちょっと複雑になってもいいから,Visual Programming みたいなことができるようにならないかなぁ.今の状態でも宣言的な感じなので,あと 1 歩だと思うんだけど.
追記) 「Microsoft Office 2008 for Mac - ファミリー&アカデミック」だと,Automator ツールは付いてこないらしい.(参照)
これじゃあ,流行らないね.
Automator.app のアイコン |
これが出る前までの Mac で同様のことをやろうと思うと,Apple Script を記述するというちょっと敷居の高いものだったけれど,Automator では,処理をドロップアンドドロップで適当に連結していくだけでできる.
このブログエントリでは,初めての Automator プログラムとして,Microsoft Office のファイル(Word,Excel,PowerPoint)を自動で PDF にするフォルダアクションを作ってみた.
高度なことはアップルのページや本があるので,そちらを見るといいと思う.
まず,開くと,下のような感じ.
今回は,Office のファイルがドロップされたら自動で PDF が生成されるようなフォルダを作りたいので,「フォルダアクション」を選択する.フォルダアクションは,Finder 内のフォルダにファイルが追加されたときに起動するワークフローを作れる.
「ライブラリ」の「書類」から「Word ファイルの形式を変換」を選んで,右のペインにドロップする.ほぼこれだけ.
「フォーマット」を PDF にして,同様に「Word の終了」をドロップ.
最後に,このフォルダアクションを適用したいフォルダを右上の「フォルダを選択」のところで選んで完成.あとは保存すれば,このフォルダにファイルが追加されたときにこのワークフローが動く.
同様にして Excel と PowerPoint も用意すればよい.(選択するフォルダは同じでかまわない)
フォルダアクションを変更したいときには,Finder でフォルダを選択して,右クリックメニューの「フォルダアクション設定...」から変更ができる.
この画像から,「FolderAction」というフォルダに WordChange.workflow など 3 つのワークフローが関連づけられて実行されることが分かる.
Word などを実際に開くので,一瞬 Word が起動するのが見えてしまうのと,たまに自動で変換できない Office ファイルがあるのがちょっとイマイチ.
なんかもうちょっとやりようがあるかも.
まぁ,大抵のものはこれでいけそう.
Dropbox フォルダ(/Users/ユーザ名/Dropbox)や,SugarSync フォルダにこのフォルダアクションを関連づけておけば,常に PDF で見れるので結構いいかも.
Evernote は Mac 版でインポートフォルダを用意してくれていないので,ゴニョゴニョやる必要があるそうだ(試してないけど,参照)
Automator を使ってみようと思ったのは,世の中では必要のないものも Office のファイルでやりとりがされているという話を聞いてだった.ちなみに,同様の操作は Windows だと C# でやるらしい(これも試してないけど,参照).
調べればもっと色々なことが手軽にできそうな Automator だけど,Apple のページでは見つけられなくなっている.なんか広まっていないのが残念.
あと,もうちょっと複雑になってもいいから,Visual Programming みたいなことができるようにならないかなぁ.今の状態でも宣言的な感じなので,あと 1 歩だと思うんだけど.
追記) 「Microsoft Office 2008 for Mac - ファミリー&アカデミック」だと,Automator ツールは付いてこないらしい.(参照)
これじゃあ,流行らないね.
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