Soleus ランニング GPS と STRAVA

以前のエントリでも少し書いた GPS ウォッチの Soleus Fit GPS をしばらく使ったので,気になったことをいくつか.

まず,電池の持ちについて.
GPS を ON にしておいても 8 時間は持つというカタログスペックは本当だと確認できた.
さらに,普段は GPS を切っておくと,電池はかなり持つ(今のところ切れているのを見たことがない).たしか,どこかには 1 〜 2 ヶ月は持つと書かれていたけれど,これも本当っぽい.GPS を切って置くと,計測前の衛星キャッチに数分かかるのが難点.

次に,操作について.
4 つボタンがあるので,しばらく使わないと忘れてしまう.
ボタンに書かれていないけれど,よく使うものとしては以下のとおり

  • 「MODE/EXIT」の長押しで GPS の ON/OFF.
  • 走り始めるときには「START/STOP/+」を押さないと記録されない ← ペースとかが出なくなるので,良く見れば気づくけれど…
  • 走り終わったときには「LIGHT/SAVE/-」で記録 ← これをやらないと PC に吸い出せない
  • 「LAP/ENTER」の長押しでタイムゾーンの変更。

一番下のタイムゾーンの変更はかなりのクセモノ.計測しているときに,タイムゾーンを途中で変更してしまうと,記録されるデータが壊れてしまって,STRAVA にアップロードできなくなってしまう.

最後に,PC へのデータの吸い出しについて.
Mac 版のソフトが出てちゃんと使えていたのだけれど,手元に GPX データを置くのではなくて,STRAVA に上げることしかできないのが難点.たとえば,↑ に書いた STRAVA にアップロードできなくなってしまうデータができてしまったときには,最新の Soleus Sync ではどうすることもできない(せっかく走ったデータは捨てるしかない).
この解決方法を見つけたので,メモしておこう.
まず,旧版のソフトが必要.旧版は Windows 版しかなくて,本家アメリカのサイトにしかない.いつ消されるか分からないので,Soleus GPS を持っている場合には,保存しておいたほうがよさそう.
このサイトからダウンロードし,インストール後に起動すると,以下のような画面が出る.

なんか古くさいインターフェースだけれど,ちゃんとデータは見られる.
ここで「MapMyRun」を押すと,ディスクに .TCX か .GPX を保存できる.今回の場合にはタイムゾーンを途中で誤って変更してしまったため,開始時間が終了時間よりも前になってしまったことが原因なので,GPX を手で編集したあと STRAVA に「ファイルからアップロード」すればよい.

これは Soleus と STRAVA どちらのバグなのか分からないけれど,Soleus としては計測始めたらタイムゾーンを変更できないような仕様にしてほしかった.間違えて長押ししてしまうときとか結構あると思うし.


以上のように,気になる点はいくつかあるものの,ちゃんと使えているしコスパはかなりよいと思う.STRAVA を前提にしているのも基本的には問題ない.

ついでに STRAVA について.日本ではあまり広まっていないように思うけれど,自転車とランニングをまとめて管理できるので,とてもよい.



一覧して見ると,↑ のスクリーンショットのようになる.
有料会員というのもあって,2 ヶ月試してみたけれど,自転車でパワートレーニングするのにはよさそう.パワーカーブとか出してくれるとかが大きいのかな.
パワーメータを付けてなくても,他の人が同じコースを通ったときのデータから想定のパワーなどを出してくれるのも,後で見て楽しい.



今年の東京エンデューロのときのデータを見ると ↑ のようなかんじ.他にも Sufferfest のトレーニングビデオとかあるので,ローラー台を回すときにもよい(Sufferfest のビデオ買うよりも有料会員のようが安い).

ランニングだと,ペースの解析ができる.



ただ,無料でも地図上にプロットできて,ペースも見られるので,有料会員を続けるかどうかは,微妙なところかな.

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