トレイルランの装備は重要

前のエントリで書いたのだけれど,白馬国際トレイルランに参加した.
これで 3 回のイベント(18km,42km,50km)を完走したので,ようやく必要な装備が分かってきた.

1. 時計(Soleus GPS Fit 1.0J

GPS により,距離・速度が取れる機能は絶対に必要(GPS から時間を取って時刻を合わせるものではない).時計を買うまで使っていた iPhone アプリや普通の GPS ロガーだと,後で見る楽しみはあるのだけれど,リアルタイムに距離が見られないので不十分だと思う(前のエントリで書いた Nike+ はまったく使いものにならなかった).今回の白馬で初めて導入したが,残り距離が分かっていると走るのが凄く楽になることが分かった.(イベントだと距離表示があるのが普通だけれど,ずれているときもあるし,表示間隔がずいぶん広い.エイド間の距離は別途必要)

メジャーなのは Garmin や Polar のものだと思うが,それらに比べて随分安い Soleus(ソリアス)というメーカーのものを見つけたので,そちらのものを購入した.
このメーカーは Texas の Austin にあるらしく,僕がアメリカで唯一行ったことがある都市だったのも決め手になった.(メーカーのサイトに飛ぶと,トップは日本の代理店に飛ばされてしまうのはやめてほしい.)
Amazon  で 10,737 円(そこそこ値動きがある).以下の写真は,外箱や開けてみたところ






 重すぎるとか,厚すぎるということもない.バッテリーについては,白馬のロングコースで 40km ぐらいのところで,3 段階あるバッテリーインジケーターが残り 1 つになったぐらいで, 8 時間走っても大丈夫だった.また,操作も別に難しいところはない.

機能面では Garmin の Forerunner 110 とほぼ同等であるが,唯一難点となり得るのは,こちらでは心拍計などは使えないことだろう(海外のみで販売されている上位モデルには専用センサのもの,Ant+ のもの両方ありそう).今のところ心拍を見ながら走る予定はないので,気にする必要はなかった.


GPS データは専用ソフトを使って読み出すことができる.PC との接続はクリップのようなもので挟んで USB につなぐ.そこから GPX でデータが取れるので,Strava などに送って使える(専用のソフトもあるようだけれど使っていない).今のところ Windows だけなのが残念なところだけれど,Mac 版も近日出るらしい(参照).




最後に,精度を iPhone の Strava アプリとの比較してみた.



2 つ同時に付けて走って録った GPS データを Strava にアップしてみた.左が Soleus によるもので,右が iPhone アプリによるもの.いつも走っている自宅近くのコースで,200m ぐらいの差が出た.これをちゃんと確かめようと,Yahoo のルートラボでコースを引いてみたところによると,5.6km らしいのでこのデータについては Soleus のほうが正確といえるかもしれない.

コスパでみたら,かなりオススメの GPS 時計だと思う.


[追記 その1:2013/10/17]
Soleus の日本の代理店のアンケートに答えたら,Xtenex という靴紐がもらえた.(買うと 2000円ぐらいするっぽい)
紐というよりゴム.通すのが大変だけれど,靴を履いたときのフィット感はずいぶん上がる.トレランではどうかと思ったので,とりあえずロード用の靴で使ってみよう.






[追記 その2:2013/10/22]
Mac 版の吸い出しアプリが出てた.
あと,書き忘れていたのだけれど,走り終わったあと,左上の Save ボタンを押してセーブしないと吸い出しの際に何もデータがないと言われたあせることがあります.

2. リュック(ハイドレーションシステム)
何かしら荷物があるならば,ウエストバッグよりリュックのほうが走りやすい.鍛えている人達は,できるだけ身軽にしたいのだろうけど,今の僕のレベルだったら水がある安心感のほうが重要なので,ハイドレーションも持つのがよいだろう.

国内の大手のところではなぜか高いことが多いので,海外通販で買った.自転車でよく利用する WiggleCRC で買うのがお得だろうか.どうしても国内だったら,バッグだけはロンドンスポーツで安く売ってることがある様子.

今使っているのは,Dakine というメーカーの Shuttle 4l + 2l というもので,ハイドレーションパック付きで 3,500 円だった.ハイドレーションを入れる背中側に大きなポケットがあり,手前には 同じぐらいの小さめのサイズのものが 2 つ.アウターなど防寒着を入れるためには.10 〜 20L は必要なんだろうな.ちなみに,汚れたら構わず水洗いできる.



3. 携帯食

登りはどうしても歩いてしまう区間があるので,ハイキング的になるとアメとかグミとかがほしくなる.白馬には,アメリカからのおみやげでもらった Jelly Belly の SportBeans というジェリービーンズを持っていった.色々な成分が含まれているっぽいし,おいしいのですごくよい.同様のものとして,Powerbar の Energize Sport Shots というグミをみつけた.こちらはグミで,コーラとレモンの 2 つの味がある.今回はカフェインが含まれているコーラのほうを買い置きすることにした.味は普通のコーラグミ(昔,駄菓子屋で売ってたやつと同じ).袋を入れ替えておけば,自転車でも使えるのかなぁ.カフェインが入っているので,普段の眠気対策にもよい.

国内では,Gel Blasts という名前で売っているっぽい.海外よりちょっと高いけれど Amazon からも買えそう.

4. サプリメント(オキシアップ

乗鞍でイベント価格で売ってたので,試しに買って使ってみている.Amazon のコメントは飲んですぐ効果が分かるといったことが書いてあったが,完全に気のせいだと思う.ただ,しばらく飲んでいると楽になったかなぁと感じる気がしないでもないけれど,プラシーボ効果のほうが大きいんだろう.

5. サプリメント(ウィグライ

白馬の前夜祭で試供品が配られていたので,30km のエイドで飲んでみた.この手のものは粉状なので,ちょっと飲みにくいけれど,これのおかげでつらなかった気がする.BCAA なども同様の効果がありそうなので,イベントのときには用意していくことにしようかと思う.はっきり言って,僕のレベルだと足がつらないか,痛くならないかがかなり重要なので,こういうサプリメントで対策はするべきだと思う.ただ,高いので普段から使うようなものじゃないだろうな.


6. ゲイター

靴の横から砂や砂利が入るのを防いでくれる.トレイルランで走っていると,砂とか砂利が入るとかなり気になってしまうので,付けておいたほうがよいと思う.ただ,今回買った SALOMON のものは,ソールに通して固定するので,装着できる靴を選びそうではある.今使っている Adidas のデュラモ 4 TR では,なんとか着けることができる.



上の右側の写真から分かるように,デュラモは土踏まずのところがちょっと浅い.そのことと,白馬では雨で下が泥ぎみということもあり,途中で何度か裏がずれて,ゲイターが取れかかってしまったので,ギリギリ着くといったところだろうか.他の SALOMON などのシューズを見てみると,土踏まずのところがもっと深いものが多いので,そういうシューズにはピッタリなんだろうな.
あと,気になったのは,洗っても泥が落ちにくい点.上のは白馬後に洗ったはずなのだけれどなんかキレイにならなかった.

7. ジェルフラスク

休憩なしで走ろうとか,エイドの距離がすごく離れているとかなければ,エイドにあるものを頂くので,ジェルは持たなくてもなんとかなりそう.
ただ,自転車のエンデューロなどとも共用できるので 2 つ持っている.SALOMON のものが口から漏れることもなく非常に具合がいい.倍のサイズもあるけれど,このサイズでも High5 のエナジージェルが 3,4 本分入る.1 本で 80kcal ぐらいだったはずなので,200kcal 以上は入り,フラスクを 2 本持てば十分ではないだろうか.
ちなみに,High5 エナジージェル は Wiggle で 1 箱(20本)買うともう 1 箱無料とかで売っているので,それを買い置きすることにしている.それだと 2,800円ぐらいで 40本なので 1 本 70 円だから,普段のサイクリングで使っている.





逆に,今のところ必要とは思わない装備

1. キャップ(サンバイザー)

走っているときになんか気になるのと,頭の熱が逃げない気がするので,これまでかぶって走ったことない.
ロードランナーはキャップ,トレイルランナーはサンバイザーという住み分けがあるらしい.白馬のロングの参加証が良いサンバイザーだったので,使ってみてもいいかなぁ.



畳めるようになってるとかよく考えられているなぁ.

2. サングラス

これもキャップと同様になんか気になるので着けていない.自転車用のがいくつか持っているけれど,着けることはないかなぁ.

8. トレイル用防寒着

冬は山には行けません.マラソンに挑戦します.



ずいぶんとアフィリエイトなエントリになってしまったけれど,定番ではない人柱的なもの(Soleus とかグミとかゲイターとか)が多いと思うので許してください.


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